第4回 ソフトウェアパターン勉強会
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第4回 勉強会は終了しました。
ご参加、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
第4回 勉強会 開催報告
日時: 2004 年 3 月 12 日(金) 19:00 - 20:50 (予定)
会場: 日本アイ・ビー・エム(株)箱崎事業所 1階 AVルーム(ロビー・フロア奥)
主催: 情報処理学会ソフトウェア工学研究会パターンワーキンググループ
| プログラム |
コーディネータ: 井上 健(横河電機)
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| 3月12日(金) | |
| パターン紹介: |
「組織パターンの紹介」 (資料 PDF)
発表者:沖田 直幸(横河電機)
組織パターン(Organization Patterns)は、アジャイルなソフトウェア開発における組織に関するパタンランゲージです。生産性の高い優れた組織を調査し、そこに共通して現れる構造やプロセスをパターンとしてまとめています。今回はこの組織パターンの概要をご紹介します。
Q&A
Q1. Coplienらが目指しているのは、どんな組織をイメージしたものか?
A1. アジャイル開発が可能な組織であると思う。規模は、数十人のプロジェクト組織ではないだろうか。
Q2. オブジェクト指向のフレームと関係はないのか?
A2. あまり関係ないと思うし、UMLなどは出てこない。但し、アーキテクチャを意識したものにはなっている。
Q3. イテレーティブな開発に言及していないか?
A3. 特にこだわっておらず、Waterfallを否定もしていない。開発の方法としていろいろな提案はしている。例えば「プロトタイプを作りなさい」など。
Q4. 膨張していくパターンランゲージは、対象範囲も増える方向か?
A4. 対象範囲は大きくなっておらず、組織の構造や運営に関する新しい知見や経験が、パターンとして増え続けている。
Q5. 各種パターンを利用するときのシーケンスが重要ということだが、その使い方のアドバイスなどはあるのか?
A5. パターン間の関係と、うまくまわすために、シーケンスとして使いなさいと言っている。いくつかの知見は、How to useの項で述べられている。
Q6. 具体的な効果や事例があるとよいのだが。
A6. case studiesというところに、いくつかの経験が書かれているが、(アレグザンダーの)オレゴン大学の実験に相当するものがあると確かにいいかも。
Q7. 組織の構築の中で、失敗に気付いたら別のパターンを使うなど、やりなおしについてタイミングやアドバイスはあるか?
A7. ソフトウェア開発を成功させるための組織として、修正していく必要はあるが、明示的記述は?
Q8. RUPについてCoplienはどう見ているか?
A8. コンウェイの法則の、「製品アーキテクチャが組織を決める」に通じる(?)
Q9. オープンソースの開発に、あてはめることができるのか?
A9. オープンソース独自の文化要素は、Coplienのパターンランゲージにさらに付加して行くことになると思う。
Q10. 建築のパターンランゲージを使うと、時にfunkyな建築物もできると聞いたことがあるが、ソフトウェアもそうなのか?
A10. そうかもしれない。
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| 建築とパターン: |
発表者:細谷 竜一 (東芝ソリューション)
建築のパタン・ランゲージがソフトウェアに応用できると言われはじめて早十六年余り。しかし具体的に建築の問題がソフトウェアの問題とどう関係しているのかの理解はそれほど進んでいるとは言えません。ここでは、第3回に引き続き、中埜博氏著「パタン・ランゲージによる住まいづくり」(井上書院)の第2章を読み合わせながら、パタン・ランゲージが建築問題をどう捉えているかを垣間見、そしてそれをソフトウェア問題にどう置き換えうるかを議論します。前回の議論のおさらいから初めて、今回は前回時間の制約で触れなかった論点をまとめました。
Q&A
Q1. 工事にかかるお金は、業界標準みたいなものと比べて妥当なものとなっているのか?
A1. 私自身建設業界の人間ではないので不明だが、二つのことが言えると思う。一つは、コストの内訳がオープンになるので、やろうと思えば妥当性を検証可能(たぶん)。もう一つは、(一つ目と矛盾するが)本には「今までのやり方とは違う」コスト計算方法としての部位別見積法が紹介しているので、業界の標準的な指標とはコストのわけ型の枠組みが違うのだろう。
Q2. 本にあるやり方では入札がないのは?
A2. 推測だが、アーキテクトビルダの個人的なネットワークを活かして職人を集めてきているからではないか。
Q3. 研究の職場にいると、顧客から遠くなってしまい、本で強調されている「フラットな体制による対立関係の解消」が難しいと感じられるのだが、何かアドバイスは?
A3. 私の経験から言うと、開発案件の提案段階から研究所の人間として営業やSEと一緒になって動けた場合には、上流を押さえられるのでコントロールが利くし、また顧客やプロジェクト体制内の各役割と接することができて、よい結果を出しやすいように思う。上流から前線の人間と一緒に動くことを意識してはどうか?
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| パタンランゲージ紹介: |
「クリストファー・アレグザンダーのパタンランゲージ紹介」
発表者: 羽生田 栄一(豆蔵)
『パタン・ランゲージ』から毎回1〜数個をとりあげて考えていくシリーズの今回は3回目。253のパターンが、自立地域から始まり、町や環境のパターンのあと、建物や庭、部屋の中のもの、と詳細化し、最後に「自分を語る小物」で終わるまでの構成や、いくつかのパターンの内容をざっと説明しました。
Q&A
Q1. パターンとは、経験から発見されるものであるのに、「自立地域」で、人口が200万から1,000万の国家がよいなどというのは、ちょっと変では?
A1. ギリシャ時代の都市国家の引用などがあり、必ずしもアレグザンダー自身の持論だけで書かれたわけではないと思う。
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以前の参加案内
ソフトウェアパターンについて、一緒に学んでいきませんか?
情報処理学会(IPSJ)ソフトウェア工学研究会(SIGSE)のパターンワーキンググループでは、ソフトウェアパターンの理解を深め、パターン技術の普及や展開をめざして、毎月勉強会を開催しています。
このたび、第4回勉強会を以下の要綱で開催することになりましたので、ご案内いたします。
今回のテーマは、沖田さんによる、「組織パターンの紹介」、細谷さんによる前回好評だった「建築とソフトウェアの関係の議論」の2回目、さらに、羽生田さんによる、毎回好評の「パターンランゲージ紹介シリーズ」第3回です。
事前申込み不要、参加無料ですので、是非皆さんの積極的なご参加をお願いします。
日時: 2004 年 3 月 12 日(金) 19:00 - 20:50 (予定)
会場: 日本アイ・ビー・エム(株)箱崎事業所 1階 AVルーム(ロビー・フロア奥)
主催: 情報処理学会ソフトウェア工学研究会パターンワーキンググループ
参加費: 無料
参加方法:
事前の申し込みは不要です。 19:00 までに直接、会場にお越しください。
照会先: patterns-wg-seminar@fuka.info.waseda.ac.jp
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