IPSJ (社)情報処理学会 ソフトウェア工学研究会
パターンワーキンググループ


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パターンワーキンググループ 2005年度 総会

情報処理学会ソフトウェア工学研究会パターンワーキンググループは、 来たる6月1日、 設立2周年を記念して2005年度 総会を開催いたします。 データモデリングなどで著名な渡辺 幸三氏の基調講演をはじめ、 様々な分野で活躍中の皆さんをお招きした分析モデルパターンに関するパネルディスカッション、 分析/設計(DIコンテナ,アスペクト指向)/テストパターンに関する 来場者参加型のラウンドテーブルなどを予定しています。

どなたにもご参加いただけます。 事前申込み不要、参加無料です。 是非皆さんの積極的なご参加をお願いします。 なお、連絡事項や配布資料等がある場合もありますので、 パターンWGのホームページを適宜アクセスされることをお勧めします。

日時: 2005 年 6 月 1 日(水) 13:20 - 18:00 (13:00 開場)
会場: 早稲田大学大久保キャンパス 55号館 N棟 1階大会議室
   [ JR,西武新宿線,地下鉄東西線: 高田馬場駅下車徒歩10分 ]
   [ JR: 新大久保駅下車徒歩10分]
主催: 情報処理学会ソフトウェア工学研究会パターンワーキンググループ
参加費: 無料
参加方法: 事前の申し込みは不要です。直接、会場にお越しください。
備考: ※当日のスケジュールは、変更される可能性があります。
照会先: patterns-wg-seminar@fuka.info.waseda.ac.jp

プログラム
6月1日(水)
開会のご挨拶
13:20
基調講演:
13:30-14:50
企業システム設計に必要なモデリングパターンと会計の知識
渡辺 幸三 (DBC)

◆データモデルのパターンは少なめ
データモデルのパターンは決して多くありません。基本パターンは「親子関係」、「参照関係」、「派生関係」の3つで、それらを組み合わせたパターンもせいぜい2つです。あとは3つ程度のアンチパターンを覚えれば、パターンに関してひととおりの知識は得られてしまいます。
◆データモデルだけでは不十分
しかし、モデリングの現場ではデータモデルのパターンの知識だけでは通用しません。データモデルは「帳簿の論理構造」を示すだけのもので、企業システムの有り様を示すには十分ではないからです。その他に、「仕事のあり方」や「仕事を進めるための道具のあり方」をモデリングするための図法やパターン、そしてそれを描き広げるための手法を理解しなければいけません。
◆レファレンスモデル製品の登場
いっぽうで、パターンや分析設計手法への偏重の風潮を講師は危惧します。音楽鑑賞のために作曲や演奏の素養が要らないのと同様、モデルの利用者にとってパターンや分析設計手法の習得はほんらい不要です。システム開発業界は「鑑賞されるための音楽作品」が流通していないわりに「作曲法」ばかりが百家争鳴しているような状況です。この夏、そのアンバランスを是正すべく本邦初の「レファレンスモデル製品」が登場します。
◆まずは、会(計)より始めよ
会計の知識のない技術者に企業システムの分析・設計をまかせるのは、交通標識の読み方を知らない人にバスを運転させるくらいに危険です。財務管理向けのレファレンスモデル製品を使って、会計システムの基本構造を学びましょう。それは企業システム開発者にとっての基礎知識を与えてくれるだけでなく、名前のない有用なパターンの宝庫でもあるからです。

(講演者紹介) 渡辺 幸三 (わたなべ こうぞう): 北大理学部卒。システムエンジニア、プログラマ。 企業システム向けの設計手法である「三要素分析法」の提唱者であり、無償のモデリングツールXEAD(ジード)の開発者。DBC代表。「業務別データベース設計のためのデータモデリング入門」、「生産管理・原価管理システムのためのデータモデリング」、「業務システムのための上流工程入門」(ともに日本実業出版社)他。
(休憩 14:50-15:00)
パネル討論:
15:00-16:00

分析モデルパターンの現在と今後
司会者: 羽生田 栄一 (豆蔵)
パネリスト:
      渡辺 幸三 (DBC)
      荒井 玲子 (日本フィッツ)
      児玉 公信 (エクサ)
      平澤 章 (ウルシステムズ)

渡辺幸三さんの講演を受けて, 分析モデリングおよび分析パターンの現状と今後の可能性について議論します. データモデリングとオブジェクトモデリングの比較, M.Fowlerのアナリシスパターンと渡辺さんのデータモデルベースの分析レファレンスモデルの比較なども議論したいと思います.
(休憩 16:00-16:15)
並列ラウンドテーブル:
16:15-17:45
ラウンドテーブル1: モデリングパターン
モデレータ: 上手 裕 (DTS), 羽生田 栄一 (豆蔵)

基調講演、パネル討論の結果で内容は変わる予定ですが、 下記を予定しています。まずモデルの用語定義を行った後、 対象となるモデリングの範囲を検討します。 企業活動の階層の軸から見ると、 ビジネス戦略決定につながるビジネスモデルやEAから、 単独業務のモデルがあります。 開発工程の軸では、分析、設計、実装のモデルがあり、 方法論の軸では、OO、DOAなどの軸があります。 次に、モデリングパターンや部品がどの部分にあるか、 あるべきか、つくれそうか、などを議論します。 スクラッチ開発の終焉、 などという議論に発展するかもしれません。

ラウンドテーブル2: J2EE/DIコンテナ/アスペクト指向デザインパターン
モデレータ: 長谷川 裕一 (豆蔵), 鷲崎 弘宜 (国立情報学研究所/総研大)

複雑なソフトウェア設計の切り札として注目される技術である DIコンテナ/アスペクト指向を、 J2EEをベースに取り上げて現状を概観し、 続いて、 これらの設計技術を用いる際のアーキテクチャパターンやデザインパターンのあり方(例えば必須のパターン、不要なパターン、 新たに考えられるパターン、適用/検出の方法、 もたらす影響/効果)について参加者全員で議論し、 その成果をまとめます。

ラウンドテーブル3: テストパターン
モデレータ: 小井土 亨 (OSK), 福井 厚 (大塚商会)

ビジネスニーズを実現するために、 ソフトウェアの品質と開発速度の追求という要求に対して、 テストを中心としたTDDなどのムーブメントが現れています。 設計、実装レベルに注目して、 良いテストがもたらすソフトウェアへの影響と良いテストを作成するためのテストパターンの必要性や可能性について議論をします。

発表、報告:
17:45-18:00
ラウンドテーブル成果発表
各モデレータ

プロジェクト勧誘、閉会のご挨拶
18:00