パターン35:芸術的パターン    

 

 

図8 上図の組織は明白な構造を持っていない。生産性は高いが進化が進むとは思えない。右側の図では、構造はうまく分割されていないが、その中(顧客、開発者、マネージメント)に論理的な分割を見出すことができる。

問題:

組織の構造が異常である。

コンテキスト:

組織はここまでに説明してきたパターンによって設計されている。プロジェクトは、最初のリリースの開発の初期の状態にある。その組織は、最終的にはメンテナンスフェーズも含めて、製品の最初のリリースの先も見越してどのように進化するのかを計画しなければならない。

影響する事柄:

責任を分散することは、作業負荷を平均化するのでよい。

階層構成のような通常の構造は、人を増やすことによって、元の構造の精神を壊すことなく容易に成長することができる。

通常の階層構成は責任を平均化しない。

解決策:

そのプロジェクトが市場を維持し、生き残り、成長するにつれて、それぞれの部分が1つの部門に成長できるように、その組織を分割しなさい。

結果として生じるコンテキスト:

その組織は、将来成長するサブ組織の集合を持つことになるであろう。

論理的根拠:

これは、我々の組織の経験に基づくものである。この点では、パターンは機能的で高い生産性を持つ組織を構築することに役立つ。しかしながら、組織がスムーズに問題なく成長できるように行わなければならない。我々は、現在の組織の中にサブ組織の芽を見つけることによってその目的を達成する。もし何も発見できないのなら、その組織は成長できないであろう。たとえば、チーフ・プログラマー・チーム組織を成長させるのが難しいように。

【訳者注】

チーフ・プログラマー・チームは、チーフに依存するところが多い。チーフ以外の人の成長なしでは、組織の成長は望めない。