パターン27:責任を移動   

別名:
負荷バランスを取る

図4 この組織は、下部中央のコーダーの責任のいくらかを再配分することによって改善することができる。

問題:

役割の間での関係を綿密に調べないと、組織レベルでの望ましくない相互関係を引き起こすことがある。

コンテキスト:

あらゆる組識またはプロセスにおいて、

影響する事柄:

いくつもの役割を分担したがる。

集中した組織を作りたがる。

関わり合いが少ない組織のほうが、いくつもの役割を分担するよりも重要である。

関わり合いの弱さと結合力の間には、基本的なトレードオフがある。

あるプロセスあるいは組織からまとまった役割を他に移しても、全体的な相互関係は減らず、単に根元を移しただけである。

解決策:

最も好ましくない関わり合いを作り出している役割から、他のプロセスでその好ましくない関わり合いに関係している役割に、責任を移動させなさい。簡単にいえば、これは負荷バランスをとることである。責任は任意に移動されるべきではない。チーフプログラマーチーム組織はこのパターンを実現するためのよい方法である(開発者としての責任という意味で)。

結果として生じるコンテキスト:

新しいプロセスは、お互いに非常に関わり合いの少ないグループの集まりになるかもしれない。グループの結合力と関わり合いの分離とのバランスをとることは重要である。したがって、このパターンは注意深く適用しなければならない。例えば、開発担当はプロジェクト責任の大きな部分を担っていることが多く、その役割は過負荷になっていることがある。しかしながら、その開発担当の責任を他の人に移すと、情報交換のオーバーヘッドを増やすことがある。問題解決のためのチーフプログラマーチームへのアプローチはこのような力関係のバランスをとることができる。

バッファローの山のパターンは負荷バランスのためのもう一つのパターンである。

論理的根拠:

ほとんどの論理的根拠は、影響する事柄自身から導かれる。このパターンは、作業の相互依存が、作業を行うためのリソースと、作業の特徴の間の相互依存とともにプロジェクトの役割を決める、というMackenzieのモデルと同一構造をしている。