パターン12:パトロン    

 

問題:

プロジェクトに継続性を与える。

コンテキスト:

役割が決められようとしている開発組織において。開発者はプロセスを統制するのパターンが働き始めると、パトロンのパターンが役立つ。

影響する事柄:

統制の集中は麻薬である。

無政府状態は悪い麻薬になりうる。

ほとんどの共同体は、王とか親のような大物を必要とする。

組織は、1人の最終的な決断者を必要とする。決断するための時間は、その決断を実現するのに必要な時間より短くなければならない。

解決策:

プロジェクトの要因を擁護してくれる明らかに高レベルのマネージャーにプロジェクト参加してもらいなさい。パトロンはプロジェクトにおける判断の最終調停者になり得るし、その判断は組織が迅速に判断するための加速力となる。パトロンは進捗を妨げるようなプロジェクトレベルでの障壁を取り除く責任があり、組織の“戦意”(うまくいっているという感じ)維持の責任を持つ。

結果として生じるコンテキスト:

パトロンを持つと、組織は生きているという感覚をもち、後々のプロセスや組織の変更に焦点を当てることができる。ある役割はパトロンの役割として定義することができる。

マネージャーの役割は完全に集中された統制ではなく、むしろ擁護者である。すなわち、マネージャーの影響する範囲の多くは、製品そのものを開発している範囲の外で、その製品の成功のために必要となる協力者(支援組織。資金提供者、テスト組織など)を含んでいる。この役割は、パトロンやスポンサーとして果たすことができる。この人はしばしば全社レベルの夢想家でもある。

論理的根拠:

我々は、QPWにおいてPhillippe Kahnで、AT&Tの高生産性ネットワークシステムのプロジェクトでのC++による開発においてマネージャーとしてのSethi等で、そしてAT&Tの多くの場所で、このパターンを観察した。

このパターンは、一方ではゲートキーパーのパターンに関係するファイアーウオールのパターンに関連している。

Blockは、プロジェクトが直接的に統制できない範囲への影響力の重要性を指摘している。[Block]

パトロンの語源は教訓的である。