IPSJ (社)情報処理学会 ソフトウェア工学研究会
パターンワーキンググループ


* ホーム

* 設立趣旨

* タスク活動
実践タスク
研究タスク
学際タスク

* 公開リポジトリ

* 活動計画

* 関連イベント

* 告知登録

* リンク

* 参加者用資料

Joshua Kerievsky 氏講演会「リファクタリングの戦略と戦術」(3月18日、学術総合センター)

情報処理学会ソフトウェア工学研究会パターンワーキンググループは、 Jolt Award を受賞した書籍『パターン指向リファクタリング入門 - ソフトウエア設計を改善する27の作法』(原題: "Refactoring to Patterns")の著者、 ならびに、エクストリームプログラミングやアジャイル開発の実践者として著名なJoshua Kerievsky氏をお招きして、 プログラムのリファクタリングにおける戦略や戦術について詳しく講演していただきます。

参加無料ですが、会場都合のため事前の参加登録をお願いします。 講演は英語で行なわれます。 講演時の同時通訳はありませんが、 講演後の質疑は日本語/英語のどちらでも行なっていただけます。 多数の皆様のご参加をお待ちしています。 なお、連絡事項や配布資料等がある場合もありますので、 パターンWGのホームページを適宜アクセスされることをお勧めします。

なお講演会当日は同会場にて17:20まで第167回ソフトウェア工学研究発表会が開催されています(翌19日も開催)。 また講演者Joshua Kerievsky氏は、 同ビルにて開催されるAsianPLoP(Asian Conference on Pattern Languages of Programs, 16-17日)・GRACE Symposium on Advanced Software Engineering(15-17日)にて、 "A Timeless Way Of Communicating"(17日9:00-10:00)と題する別の招待講演を行います。 これらの関連イベントにつきましても合わせてぜひご参加ください。

日時: 2010 年 3 月 18 日(木) 18:30 - 20:30
会場: 国立情報学研究所(学術総合センター) 12階 会議室
       [東京メトロ半蔵門線/都営地下鉄三田線・新宿線「神保町」徒歩5分 ]
       [東京メトロ東西線「竹橋」徒歩5分 ]
主催: 情報処理学会ソフトウェア工学研究会パターンワーキンググループ
参加費: 無料
参加方法: 参加登録ページ から事前にお申し込みください。
照会先: patterns.wg [at] gmail.com

プログラム コーディネータ: 鷲崎 弘宜 (早稲田大学)
3月18日(木)
講演:
18:30-20:30
Joshua Kerievsky
Refactoring Strategies & Tactics
Joshua Kerievsky (Industrial Logic, Inc. and Cutter Consortium)

概要: 「リファクタリングの初心者が知らず、熟練者が知っていることは何か?」

2006年、この質問の答えに偶然辿りついた。 当時、Industrial Logic社のeLearningシステムで用いるために多数のリファクタリング実験題材を用意していた。 各題材は問題コードと解決(された結果としての)コードを備えている。 解決コードを生み出すために、 設計の低レベルな一連の変換(例えばメソッド抽出、メソッド移動、クラス抽出、 メソッドインライニングなど)を適用して問題コードをリファクタリングしていた。

この作業を通じて、 共通のリファクタリング系列を実施していることに気がついた。 実際、 3つの異なる題材は全て1つの共通の一連のリファクタリング系列により重要な設計改善を実現し、 他の4つの題材では異なる共通のリファクタリング系列を用いていた。 これらの共通のリファクタリング系列群は名前をつけられていなかったが、 価値あるリファクタリング戦略を明らかとしていた。

そこで、 それらの戦略に名前を付けて、 さらに新たな様々なリファクタリング系列を発見し、 それらが現実のプロジェクトにおいて実際に役立つことを経験した。 本講演では、 以下に挙げるリファクタリング戦略と低レベルの戦術を、 統合開発環境によるデモを交えて解説し議論する。

  • 戦略(Strategies)
    • Divide & Conquer
    • Gradual Cutover
    • Graceful Retreat
    • Parallel Change
    • Narrowed Change
    • Evolved Target
  • 戦術(Tactics)
    • Unified Methods
    • Rejected Parameter
    • Caller Creates
    • Inline Then Extract
    • Encapsulated Dependency
    • Caller Swap

講演者紹介: ジョシュア・ケリーエブスキー(Joshua Kerievsky)氏はIndustrial Logic社の創立者であり、 Extreme Programming (XP)の早期からの探究者ならびにエキスパートです。 彼は、 Jolt Award を受賞した書籍『パターン指向リファクタリング入門 - ソフトウエア設計を改善する27の作法』(原題: "Refactoring to Patterns")の著者であり、 XPとアジャイルプロジェクトマネジメントを統合した最新成果であるIndustrial XP の思想的リーダです。 組織においてより速く機敏さ(Agility)を増すためのアジャイル E-ラーニングの発明者でもあります。 彼は20年以上のソフトウェア開発経験を持ち、 アジャイルプロジェクトコミュニティの指導や、 管理者や経営者が「技術的負債」(technical debt)について理解し管理することの支援、 素晴らしいワークショップの指導、 そしてソフトウェア製品の構築を好みます。